標題は、先日のフェンテの会場にて長原幸夫先生より賜った言葉。
フェンテのに参加する2週間ほど以前、万年筆のペン先を見ようとしてルーペを探していた。以前に新宿のキングダムノートで万年筆の購入を検討している時に、お店に借りたルーペでペン先を見る、という体験を初めてして面白いと思ったので、自分で買おうと思ったのだった。
その時に何倍を買うといいのか聞くべきだったのだろうが失念していて、いざ買おうと思ってAmazonで探しても何倍がベストなのかわからない。探しているうちに倍率によって値段差がさほどないことに気づき、倍率は高いほうがいいだろうと思って買ってみたのがこれ。
届いたのがこれ。
ケース付き。
レンズ。
対物レンズとLED。
覗くとこうなる。
↑これが60倍
↑これが120倍
↑この万年筆です。
結局このKenko STV-120Mは、ルーペっつーかマイクロスコープで、結論から言うとニブを見た目には使うには大失敗というか、さすが60倍ー120倍はやりすぎだった。
でもま、これでしか見れないようなものもあるので買ったことは後悔していない。
長原先生にこのことを相談した時のことを冒頭に書いたように、見なくていいものも見えてしまうというか、インクが思ったより汚いし(笑)、被写界深度も浅くてニブポイント全体が見れないし、プレパラートを見るかのように平面に対してじゃないとピントも合わせづらい。
じゃあニブを見るためには何倍のルーペがいいのかというと、10倍から15倍でいいそうだ。
↑15倍だとこんなのとか。
キングダムノートで借りたのはこのタイプだった。
↑こういう持ち歩きやすいタイプもいいかもしれない。
はぁ、遠回りしちゃったぜ。